■PHASE_29「FATES」
 

半年、或いは1年物のアニメシリーズが潜在的に抱えている弱点の一つに、「途中から見始めた視聴者が物語に入っていけない」或いは「何回か見忘れると話しの展開が判らなくなる」というのがある。その為に制作サイドはアバン部分などにそれまでの粗筋を入れたり、クール事の切れ目に回想話的なエピソードを入れたりするのである(けして制作スケジュールだけの問題ではないのだ)。ただ得てしてこの手の話は「総集編だろ?」と軽視されがちなのだが、この29話はデュランダルとラウ・ル・クルーゼの意外な関係とそれに繋がるレイの生い立ち。6話でただならぬ関係であると思われていたタリアとの過去が証され、後々の展開に係わる大きなヒントが提示された重要な話数になっている。制約が多い分、こういうエピソードはストーリー構成が難しいのである。

 
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